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好みのインテリアにリフォームするには?家具だけで変わる範囲と、壁紙・床の工事費用
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公開 2026年10月17日

目次
好きなインテリアの写真を見て「うちもこうしたい」と思ったとき、迷うのが家具を替えれば済むのか、壁紙や床の工事まで必要なのかです。この記事では、同じ部屋・同じ家具の配置のまま、家具と布だけ/壁・床・照明までを変えたイメージを見比べながら、工事の範囲と費用の考え方を整理します。
まずは「残せるもの」と「変えたい不満」を分ける
工事の範囲を決める前に、今の部屋でそのまま使えるものと、どうしても気になる不満を分けて書き出します。好きな部屋の写真は、全体を真似るのではなく「色・素材・光・家具の形」のどれに惹かれているのかを言葉にしておくと、必要な工事が見えてきます。
| 書き出すこと | 例 |
|---|---|
| 好きな写真の、好きな点 | 白い壁と青い小物、明るい木の床、ラタンの照明 |
| 残せるもの | ソファ(カバーで色を変えられる)、床(傷みが少ない) |
| 見た目の不満 | 床の色が明るすぎて、思う雰囲気にならない |
| 使い勝手の不満 | 部屋が暗い、コンセントが家具の裏に隠れる |
同じ「暗い」でも、壁の色が原因なのか、窓からの光が少ないのか、照明が足りないのかで、打つ手は変わります。見た目の不満と使い勝手の不満は、別の欄に分けておきましょう。
家具だけ・内装工事・間取り変更の3段階で考える
ここからは、同じ6畳のリビングを使って比べます。下の画像は、家具の寸法と位置、カメラをそろえた3Dの模型をもとに仕上げたイメージです(作り方は記事の後半で紹介しています)。つまみを左右に動かすと、変える前と後を重ねて見比べられます。
段階1:家具の布・カバー・小物で雰囲気を変える
ソファのカバー、クッション、カーテン、ラグ、観葉植物、壁の絵、照明のシェードだけを替えた例です。壁・床・天井の照明は、変える前と同じです。色と柄が主役のスタイルなら、段階1だけでも印象は大きく変わります。賃貸の場合も、原状回復の範囲で取り入れやすい方法です。
段階2:壁紙・床・照明を変える
家具と布はそのままに、ソファの後ろの壁の壁紙、床材、天井の照明を替えた例です。面積の大きい壁と床が変わると、部屋全体の色の印象が変わります。
- 壁紙:一面だけ色や質感を変える「アクセントクロス」なら、費用と失敗を抑えやすくなります。
- 床:今の床の上に重ねる「上張り」と、古い床をはがす「張り替え」は、別の工事です。上張りは床が少し高くなるため、扉の開け閉めや段差を施工店に確認します。
- 照明:器具を替えるだけか、位置を動かす配線工事が要るかで、費用が変わります。配線工事は電気工事士の資格が必要です。
段階3:間取り・収納まで見直す
部屋が狭い、収納が足りない、動きにくいなど、使い方そのものを変えたいときの段階です。壁を取り払えるか、設備を動かせるかは建物の構造によって決まるため、必ず現地調査をしてもらいます。マンションでは、管理規約で工事の範囲や時間が決まっていることがあります。
| 段階 | 変える場所 | 変わらずに残るもの | 相談先 |
|---|---|---|---|
| 段階1 | 布、家具のカバー、小物、置き型照明 | 壁、床、窓、天井照明の位置 | 家具店・インテリアショップ |
| 段階2 | 壁紙、床材、照明器具・配線 | 間取り、窓、構造 | 内装リフォームの施工店 |
| 段階3 | 間取り、造り付けの収納、設備の位置 | 建物の構造(現地調査で確認) | リフォーム会社(設計を含む) |
ハワイアン・地中海・アメリカンレトロなら、どこを変える?
同じ部屋で、スタイルごとに「段階1」と「段階2」を比べます。スタイルの細かな選び方は、それぞれの記事で解説しています。
地中海:白い壁と、床の色・質感を変える
アメリカンレトロ:壁の一面と、床の色を変える
| スタイル | 段階1(家具と布) | 段階2(内装工事) | 避けたい思い込み |
|---|---|---|---|
| ハワイアン | リネンのカバー、葉の柄のクッション、ジュートのラグ、大きな観葉植物 | 壁の一面を砂色に、床を濃いめの木に、ラタンの照明 | 窓を大きくしないと南国らしくならない |
| 地中海 | 白と青の布、テラコッタの鉢、オリーブ | 白い塗り壁風の壁紙、テラコッタ色の床材、鉄の照明 | 本物の石やタイルを全面に使わないと成立しない |
| アメリカンレトロ | 赤やミントの布、チェックのラグ、レトロな小物 | 壁の一面に色、木目の床、クロムの照明 | 壁も床も家具も、すべて派手に変える |
この比較画像の作り方:寸法を決めた3D模型から仕上げる
この記事の比較画像は、AIに部屋を一から描かせたものではありません。先に部屋と家具の寸法を決めて3Dの模型を作り、その形と位置を守ったまま仕上げています。そのため、どの段階でも家具が同じ場所にあり、変わったところだけを見比べられます。
1. 部屋と家具の寸法を、目安の数字から決める
| 項目 | 採用した寸法 | 考え方 |
|---|---|---|
| 部屋(6畳) | 2,700 × 3,600mm、天井高2,400mm | 不動産広告の「畳」は1畳1.62㎡以上。6畳は9.72㎡以上 |
| ソファ(2人掛け) | 幅1,500 × 奥行800mm、座面高400mm | 1人あたりの座面幅は60〜70cm、座面高は36〜40cm前後が目安 |
| ソファとローテーブルの間 | 400mm | 立ち座りと手の届きやすさから、30〜40cmほど |
| テーブルとテレビボードの間 | 600mm | 人が通る通路として60cmほど |
| ローテーブル | 幅900 × 奥行450 × 高さ400mm | 座面と同じくらいの高さ |

寸法を先に決めておくと、「ソファとテーブルが近すぎて座れない」「通れない」といった、絵だけでは気づきにくい無理を防げます。実際の部屋で家具を選ぶときも、同じ順番で考えると失敗が減ります。
2. 3Dの白い模型を作り、変える場所を色で分ける
模型では、灰色が家具(どの段階でも位置を変えない)、ピンクが布(段階1で変える)、青が天井照明と巾木(段階2で変える)です。カメラの位置も模型の中で固定しています。
3. 段階ごとに「変えてよい場所」を指定して仕上げる
仕上げでは、模型の画像と奥行きの画像(近いほど白く写る)を手がかりにして、形と位置を合わせます。そのうえで、段階1では布と小物だけを、段階2では壁紙・床・照明だけを変えるように指定しました。変えない場所を言葉で決めておくことが、比べられる画像にするコツです。
仕上げた画像はAIで制作したイメージで、施工の実例ではありません。細かな形や影は模型と少し違うことがあります。運営者は、同じ方法で住宅・店舗・展示会ブースのイメージも制作しています。
内装リフォームの費用は、条件をそろえて比べる
費用は、部屋の広さだけでなく、材料、今の状態、地域、工事の範囲で変わります。下の数字は、比べる前の大まかな目安として見てください。
| 工事(6畳) | 費用の目安 | 出典と条件 |
|---|---|---|
| 壁紙の張り替え(スタンダードなクロス) | 3.0万〜5.0万円 | LIXILリフォームショップ。天井を含む。税込かどうか、家具の移動・下地の補修が含まれるかは記載なし |
| 壁紙の張り替え(ハイグレードなクロス) | 4.4万〜7.0万円 | 同上 |
| 床の上張り(重ね張り) | 4.9万〜9.72万円程度 | くらしのマーケット(2026年9月時点、出店事業者の相場)。税込かどうかは記載なし |
| 床の張り替え(はがして張る) | 14.6万〜19.5万円程度 | 同上 |
- 壁紙は、部屋の広さと「実際に張る面積」が違います。窓や扉の数、天井の高さで面積が変わります。
- 床は、工法で金額が大きく変わります。下地が傷んでいれば、補修費が別にかかります。
- 材料費のほかの費用も確認します。家具の移動、養生、古い材料の処分、下地の補修、電気工事、諸経費、消費税。
- 別々の工事の目安を足しても、部屋全体の正確な総額にはなりません。最後は見積もりで確認します。
出典:LIXILリフォームショップ「壁紙のリフォーム費用の相場」、くらしのマーケット「フローリング張替えの費用相場」(いずれも2026年10月17日確認)。
見積もりの前に用意したい5つのもの
- 部屋の寸法や図面(なければ、メジャーで測った縦・横・天井の高さ)
- 今の部屋の写真(四隅から)
- 好きな部屋の写真と、好きな点のメモ
- 残す家具と、その大きさ
- 予算と、優先したいこと
見積書では、工事の範囲、材料の品番、数量、古い材料の撤去と処分、追加工事になる条件を確かめます。見積書の読み方に不安があるときは、国の指定を受けた相談窓口「住まいるダイヤル」に相談できます。
よくある疑問
Q. 家具だけでも、雰囲気は変わりますか?
変えたいのが色・柄・小物の雰囲気なら、段階1から試すのがおすすめです。上の比較のように、壁と床が白や明るい木なら、布と小物だけで印象は大きく変わります。
Q. 床と壁紙は、同時に変えたほうがいいですか?
傷み具合、希望、工事の段取り、見積もりで判断します。一度に頼むと家具の移動が一回で済むことがありますが、必ず同時にする必要はありません。
Q. イメージ画像と同じ仕上がりになりますか?
実際の部屋の寸法、光、材料、施工の条件で変わります。「どの要素を再現したいか」を施工店に伝えるのが近道です。
まとめ:残せるものを決めて、必要な工事だけ相談する
好きな部屋に近づける第一歩は、家具と布で変えられる範囲を試すことです。それでも壁や床の印象が気になるなら、壁紙・床・照明の工事を検討し、条件をそろえて見積もりを比べましょう。狭さや収納の不満は、間取りの見直しまで含めて相談します。
家具の配置の基本は6畳・1Kの家具配置術で、スタイルの選び方はハワイアン・地中海・アメリカンレトロの各記事で解説しています。