「トレンド」と聞くと、全部買い替えるイメージがあるかもしれません。
でも2026年は真逆で、キーワードは “育てる家”。
- 新品で揃えるより 直す・受け継ぐ・少しずつ足す
- 写真映えより 暮らしの実感(lived-in)
- 見た目の美しさより 触感・回復(ウェルビーイング)
この記事では、海外のインテリアメディア・メーカー情報などを参考にしながら、2026年の潮流を7テーマに整理し、初心者でも実行できる形まで落とし込みます。
先に結論|初心者がいちばん失敗しない導入順
「いきなり壁紙」より、変えやすい順で進めると失敗しにくいです。
- 照明(1つ足すだけで空気が変わる)
- 布もの(クッション・寝具・カーテン・ラグ)
- 小物(花器・トレー・ミラー・アート)
- 小さめ家具(椅子・サイドテーブル)
- 大物家具
- 壁・床(最後でOK)
① 買い替えないサステナブルへ(ヴィンテージ・修理・循環)

2026年は「新品で揃える」より、直して・張り替えて・受け継ぐが主役です。
なぜこの流れ?
価格上昇などを背景に、デザイナー現場では 委託販売(consignment)やアンティーク活用、張り替え(recovering) が現実的な選択肢として増えている、と報じられています。
しかも、古い家具の魅力は「味」だけではなく、無垢材やつくりの良さ(=長持ち)にあります。
用語をやさしく
- consignment(委託販売):中古家具を店に預けて販売する仕組み(状態の良い家具が出やすい)
- アップサイクル:捨てずに修理・張り替えで価値を上げて使うこと
具体例(初心者でも想像しやすい)
- 椅子の座面を張り替える(布だけ変えると“今の部屋”に馴染む)
- 古いチェストに取っ手だけ真鍮を付け替える(作業が簡単で効果大)
- 中古のサイドテーブルを研磨+オイルで蘇らせる(オイル仕上げは初心者でも扱いやすい)
失敗しないチェックリスト(超重要)
中古家具はテンションで買うと失敗しがち。これだけ確認しましょう。
- □ サイズ(幅・奥行・高さ)+搬入経路(玄関・階段)
- □ がたつき、引き出しの動き、反り
- □ 匂い(カビ・タバコ)
- □ 修理費が新品超えないか(張り替え・配送含む)
日本での取り入れ方(賃貸でも)
- まずは 椅子・ミラー・小さな棚から中古に挑戦
- DIY塗装は、できれば低VOC系を選ぶ(匂いが少なく室内向き)
参考(出典)
- Southern Living(2026家具トレンド:Consignment/Upcycling、張り替えなど):
7 Furniture Trends Designers Are Excited To See In 2026Feeling restless for a refresh as we head into 2026? Take a look at these designer-approved furniture trends and see how... - Architectural Digest(2026トレンド総覧:アンティーク・再利用などの方向性):
https://www.architecturaldigest.com/story/interior-design-trends-2026 - Vogue(2026トレンド総覧:lived-in、サステナブル選択としてのアンティーク等):
The 11 Key Interior Design Trends Set to Define 2026Rooms with a little clutter? They’re finally in.
② ヘリテージ&クラフト復権(物語のあるディテール)

“新築っぽい無機質さ”より、歴史・手仕事・ストーリーが評価されます。
なぜこの流れ?
2026年は「均一なミニマル」への反動がさらに進み、文化や伝統に根ざした要素が“奥行き”として扱われます。
初心者向け:今っぽく見せる3ルール
- 一点クラシック(全部クラシックにしない)
- 色数を絞る(クラシック要素は“濃色”になりやすいので2〜3色に)
- 余白を残す(飾りすぎると古道具屋っぽくなる)
具体例(小さく始める)
- 真鍮のトレー、古い額縁、アンティーク風ミラー
- 焼き物(器・花瓶)を“飾る”(棚に1つ置くだけで雰囲気が出る)
- タイル柄のトレーや鍋敷き(“ヘリテージの雰囲気”だけ借りる)
日本での取り入れ方(和ヘリテージが強い)
日本の古いものは、実は2026の流れにかなり合います。
- 民芸の器、古材、竹・籐(ラタン)
- 「古いけど清潔」に見せるには、現代の白・黒・無彩色を一部混ぜるのがコツ
参考(出典)
- Vogue(2026:装飾ディテール、タイル、質感、物語性):
The 11 Key Interior Design Trends Set to Define 2026Rooms with a little clutter? They’re finally in. - Martha Stewart(2026リビング:ミックス・ディテール・曲線など):
9 Living Room Trends That Will Define 2026—and How to Use Them at HomeDesigners predict that 2026 will be the year of maximalist details, curvy furniture, and lounge-worthy spaces. Here, all... - ELLE DECOR(2025の潮流:クラフト・曲線・質感・ストーリー性):
https://www.elledecor.com/design-decorate/a69838049/best-design-trends-2025/
③ 素材は“見た目”より“触感”へ(自然素材・質感レイヤー)

2026は「ツルツルで完璧」より、触った瞬間に気持ちいい家。
なぜこの流れ?
“暮らしの実感”を大切にする流れと相性がよく、木・布・石などの素材が持つ不均一さ(=表情)が評価されます。
用語をやさしく
- 質感(テクスチャー):触ったとき・光が当たったときの表情
- 経年美:使い込んで味が出ること(新品がピークじゃない)
具体例(同じベージュでも体感が違う)
- 合皮ベージュ:拭きやすいが、冷たく感じることも
- リネンベージュ:シワも味、空気が柔らかく見える
- ウールベージュ:冬の“包まれ感”が出る(ただし毛羽注意)
初心者でもできる「質感レイヤー」3点セット
- クッション:リネン or コットン
- ブランケット:ウール調 or ふわっとした素材
- 小物:陶器の花瓶 or 木のトレー
これだけで、部屋の情報量(=奥行き)が増えます。
日本での取り入れ方
- 大改造不要。触るもの(ブランケット、クッション、ラグ)から変える
- 濃い木を一点入れると、2026のムードが出やすい
参考(出典)
- Vogue(2026:木・質感・自然素材の方向性):
The 11 Key Interior Design Trends Set to Define 2026Rooms with a little clutter? They’re finally in. - Real Simple(2026:家具トレンドの入れ替わり等の文脈):
Designers Say These 5 Furniture Trends Are Out for 2026Say goodbye to outdated furniture trends! Designers share the five looks they’re leaving behind in 2026 and what’s takin...
④ ムーディー配色が主役(暖かい深色+トーン統一)

白い部屋から、深い色で落ち着く部屋へ。
初心者向け:暗くしすぎない3条件
- 深色は「壁」より先に 布もので試す
- 深色を使うなら 光(照明)を増やす
- 配色は「色数」ではなく トーンを揃える(くすみ系で統一など)
具体例(相性の良い組み合わせ)
- チョコブラウン × くすみブルー
- 深緑 × 真鍮(アクセ)
- テラコッタ × クリーム
2026の塗り方トレンド(難しそうに見えて意外と簡単)
「カラー・キャッピング(color capping)」という、天井や上部だけ色を入れる方法が2026のトレンドとして紹介されています。
全面を塗るより挑戦しやすく、“部屋が大きく見える”という提案もあります。
参考(出典)
- The Spruce(2026:Color capping):
This Color Trend Is Taking Over Homes—And It Makes Any Space Look BiggerColor capping is the color trend that's quietly taking over the interior design world. Here's everything you need to kno... - Vogue(2026:アーシーで暖かい色の流れ):
The 11 Key Interior Design Trends Set to Define 2026Rooms with a little clutter? They’re finally in. - HGTV Home by Sherwin-Williams(2026 color collection):
https://www.hgtvhomebysherwinwilliams.com/en/colors/2026-color-collection-of-the-year
⑤ 柄と装飾が戻ってくる(上品マキシマリズム)

柄は“派手”じゃない。2026は 柄をニュートラルのように使うのがコツ。
ありがちな失敗3つ(ここが落とし穴)
- ① 色数が増えすぎて散らかって見える
- ② 柄の大きさが全部同じで、うるさく見える
- ③ 面積が大きすぎて「疲れる部屋」になる
失敗しないルール(初心者向け)
- 色数:2〜3色まで
- 柄の大きさ:大×小でメリハリ
- 面積:小物→寝具→ラグ→壁 の順
具体例(すぐ真似できる)
- 無地ソファ+(小花柄クッション)+(ストライプのブランケット) → 柄は2種類までにすると整う
- ベッドは「無地シーツ」+「繊細柄の掛け布団カバー」 → 寝室は細かい柄が落ち着きやすい
参考(出典)
- House Beautiful(2026:Patterns are the new neutrals):
https://www.housebeautiful.com/design-inspiration/a69529502/decorating-with-patterns-as-neutrals/ - Livingetc(2026:壁紙トレンド):
I'm Predicting These 7 Wallpaper Trends Will Be the Most Popular Ways to Decorate in 2026 — And Design Experts Seem to AgreeTrends in wallpaper design move a little more slowly, but there's a clear direction for decorating in 2026 - Vogue(タータン柄のカムバック:プリント・レイヤー回帰の具体例):
Tartan Is Having an Interior Design ComebackOut is the minimalist, modern farmhouse style, and in is the layered, colorful, and print-heavy—making tartan a no-brain...
⑥ 帰ると整う家(ウェルビーイング×アナログ時間)

2026は“映える家”より、回復できる家。
どう作る?初心者のための「回復の3要素」
- 光:夜は眩しすぎない、間接照明がある
- 触感:肌触りの良い布がある
- 居場所:座って落ち着ける“定位置”がある
具体例:1畳で作る「アナログコーナー」
- 椅子(または座椅子)
- 小さな照明(テーブルランプ)
- 本 or ノート
- できればサイドテーブル
ここだけ「スマホを置かない」ルールにすると、効きます。
DIYで実現する“整う家”
2026のDIYトレンドとして、読書ヌック(reading nooks)やDIYスパ浴室など「自宅で回復する」提案が紹介されています。
参考(出典)
- Architectural Digest(2026:回復する家の潮流):
https://www.architecturaldigest.com/story/interior-design-trends-2026 - Homes & Gardens(Analog spaces:スクリーンのない空間):
'Analog spaces' are making a comeback – '70s-inspired and all about cozy vibes, this is why designers love the styleInterior designer Hans Lorei just took to social media to celebrate 'analog' interiors, and it's safe to say we're on bo... - The Spruce(2026:DIYで読書ヌック、スパ浴室など):
The DIY Trends Designers Can't Wait to Try in 2026—and We Can’t EitherThe appeal of a home can shift over the years as some trends come and go quickly, while others stick around. Find out wh...
⑦ テクノロジーは控えめに賢く(照明主役+スマート化+ゆるいゾーニング)

スマート化は“未来”のためじゃなく、面倒を減らすために使うのが2026流。
照明が主役になる理由(初心者でも効果が大きい)
照明は、家具を買い替えなくても「空気」を変えられるからです。
しかも2026は 充電式(rechargeable)ランプが定着し、配線ストレスが減ったぶん導入しやすい流れがあります。
スマート化のおすすめ順(初心者向け)
- スマート電球(調光・調色):夜が快適になりやすい
- スマートリモコン:エアコン等の操作がまとまる
- 自動カーテン:朝のストレスが減りやすい
※全部やらなくてOK。ストレスが大きい場所だけで十分です。
ゾーニング(ゆるく区切る)が効く理由
在宅・家時間が長いほど、空間の切り替えがないと疲れます。
“ブロークン・プラン(broken plan)”のように、壁で仕切らず「ラグ・棚・照明」で区切るのが現実的です。
参考(出典)
- Southern Living(充電式照明の定着など):
https://www.southernliving.com/home/decor/rechargeable-lamps - The Spruce(2026:DIYトレンドの中で照明・読書ヌック等):
The DIY Trends Designers Can't Wait to Try in 2026—and We Can’t EitherThe appeal of a home can shift over the years as some trends come and go quickly, while others stick around. Find out wh... - SwitchBot(公式:工事不要スマート製品):
SwitchBot(スイッチボット)公式サイト| 手軽にスマートホームを実現SwitchBot(スイッチボット)は家のあらゆるシーンを簡単にスマート化することを目指しています。ミッションはイノベーションとテクノロジーでより快適な暮らしを実現することです。
よくある質問(初心者Q&A)
Q1. 7つ全部やらないとトレンドになりませんか?
A. なりません。1つで十分です。
特におすすめは「照明」「布もの」「小物」です。
Q2. 賃貸でもできるのはどれ?
A. ほぼ全部できます。
壁や床を変えなくても、2026の空気は作れます。
Q3. まず何から買えばいい?
A. 迷ったらこの3つから。
- テーブルランプ(または充電式ランプ)
- クッションカバー(天然素材)
- 陶器の花瓶(小さくてOK)
まとめ|2026は「少しずつ足して、整えて、育てる」
2026年のインテリアは、派手な刷新ではなく、“暮らしの実感・質感・回復”を積み重ねる方向です。
まずは気になったトレンドをひとつだけ。
それだけで、部屋はちゃんと2026年っぽくなります。
参考サイト一覧(まとめ)
- Vogue(Interior Design Trends 2026):
The 11 Key Interior Design Trends Set to Define 2026Rooms with a little clutter? They’re finally in. - Architectural Digest(Interior Design Trends 2026):
https://www.architecturaldigest.com/story/interior-design-trends-2026 - Southern Living(Furniture Trends 2026):
7 Furniture Trends Designers Are Excited To See In 2026Feeling restless for a refresh as we head into 2026? Take a look at these designer-approved furniture trends and see how... - House Beautiful(Patterns as Neutrals 2026):
https://www.housebeautiful.com/design-inspiration/a69529502/decorating-with-patterns-as-neutrals/ - Livingetc(Wallpaper Trends 2026):
I'm Predicting These 7 Wallpaper Trends Will Be the Most Popular Ways to Decorate in 2026 — And Design Experts Seem to AgreeTrends in wallpaper design move a little more slowly, but there's a clear direction for decorating in 2026 - The Spruce(DIY Trends 2026):
The DIY Trends Designers Can't Wait to Try in 2026—and We Can’t EitherThe appeal of a home can shift over the years as some trends come and go quickly, while others stick around. Find out wh... - The Spruce(Color Capping 2026):
This Color Trend Is Taking Over Homes—And It Makes Any Space Look BiggerColor capping is the color trend that's quietly taking over the interior design world. Here's everything you need to kno... - HGTV Home by Sherwin-Williams(2026 Color Collection):
https://www.hgtvhomebysherwinwilliams.com/en/colors/2026-color-collection-of-the-year - SwitchBot(公式):
SwitchBot(スイッチボット)公式サイト| 手軽にスマートホームを実現SwitchBot(スイッチボット)は家のあらゆるシーンを簡単にスマート化することを目指しています。ミッションはイノベーションとテクノロジーでより快適な暮らしを実現することです。 - Martha Stewart(Living Room Trends 2026):
9 Living Room Trends That Will Define 2026—and How to Use Them at HomeDesigners predict that 2026 will be the year of maximalist details, curvy furniture, and lounge-worthy spaces. Here, all... - ELLE DECOR(Design Trends 2025:2026への流れの裏付けにも):
https://www.elledecor.com/design-decorate/a69838049/best-design-trends-2025/ - Real Simple(Furniture Trends Out for 2026):
Designers Say These 5 Furniture Trends Are Out for 2026Say goodbye to outdated furniture trends! Designers share the five looks they’re leaving behind in 2026 and what’s takin...

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